口から食べることは、
どれくらい大切?

高齢者と食事

口から食べることは、
どれくらい大切?

動物は口から食べ物を摂取することで栄養を取り入れています。わたしたち人間も同じで、基本的には口から食べることで命を維持しています。

食べる機能が低下し、口から食べることが難しくなると、食べる量が減って、低栄養になることがあります。水を飲む量も減り、脱水症状になってしまうこともあります。食べ物が食道ではなく気管に入ってしまい、肺炎になることもあります。

低栄養や脱水症状、肺炎は体力や抵抗力を低下させ、食欲もなくなります。食べる機会が減り、栄養が補給されないと食べたり飲み込んだりする際に必要な筋肉は衰えていきますので、さらに食べる機能が低下していきます。

このような悪循環を断ち切るためには、食べる機能に合わせた食事を選び、口から安全に食べられるよう配慮することが大切です。