栄養補助食品とは。不足しがちな栄養は?

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栄養補助食品とは。不足しがちな栄養は?

この記事では、栄養補助食品の意味から栄養補助食品を摂るタイミングまで分かりやすく解説します。

そもそも栄養補助食品とは?

「栄養補助食品」とは、一般的に、食事からだけでは必要な量を摂ることが難しい栄養素を補うことを目的とした食品のことをいいます1。いわゆる「健康食品」「サプリメント」とも呼ばれている食品や、医療(病院)・介護施設などで栄養療法の一環として出されるドリンクやゼリータイプの食品などが、「栄養補助食品」と呼ばれているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

2000年に国が健康食品について議論をしていた際、健康維持に役立つ健康食品のうち錠剤やカプセルの形状をしていないものを「栄養補助食品」と定義していたこともありました。しかし現在、「栄養補助食品」は特に法律などによって制度化、また法律の上では定義されている用語ではありません1。法律の上では、医薬品、医薬部外品を除いたすべての飲食物はすべて「食品」に分類されています2

制度化はされていませんが、一般的な用語として「栄養補助食品」とは何かを説明するのであれば、“食事だけでは必要な量の摂取が難しい栄養を補う為の食品”と理解しておけばよいでしょう。

不足しがちな栄養とタイミングについて

不足しがちな栄養はその時々によって変わります。食べ物の好みが変わったり、季節によって食欲が落ちたりして、知らず知らずのうちに偏食になる場合もあるでしょう。年齢を重ねることで硬いものが食べづらくなったり、食が細くなったり、病み上がりで十分に栄養が摂れないときもあります。 「近頃、なんとなく体調がすぐれない…」という方は、必要な栄養が不足している方もいらっしゃるかもしれません。 そんなときに役に立てたいのが栄養補助食品です。貧血気味の時などに、必要な栄養を豊富に含んだ栄養補助食品などを利用された方もおられるのではないでしょうか。

1日に必要な栄養を、毎日の食事から十分に摂れるのであれば、わざわざ栄養補助食品で補う必要はありません。 また、必要な摂取量を毎日満たせていなくても、気にしすぎることはありません。しかし、普段の食事から十分な量がとれないものの健康を維持したいときは、上手に栄養補助食品に頼るとよいでしょう。

例えば、介護を必要とする高齢の方の場合、タンパク質やミネラル、ビタミン類、食物繊維などの栄養素が不足しやすいことが知られています。そのため、これらを配合した栄養補助食品を、間食や補食として摂ることがすすめられています2

また、規則正しく食べて運動していても便秘気味な日々が続いたり、便通が不規則だったりする場合がございませんでしょうか。バランスのとれた食事を基本に、不足していると感じる場合は栄養補助食品の力も上手に借りてみましょう。

栄養補助食品とは

  1. 健康食品による健康被害の未然防止と拡大防止に向けて(厚生労働省、日本医師会、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 ↩︎

  2. 厚生労働科学研究班、要介護高齢者の口腔・栄養管理のガイドライン2017 ↩︎

※栄養補助食品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

Nestlé Health Science

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