オーガニックプロテインノート │ オーガニックとは?注目されている理由や無農薬との違いを解説
- 01. プラントベースフードが注目されている理由 - 02. えんどう豆から作る、話題のピープロテインとは? - 03. オーガニックとは?注目されている理由や無農薬との違いを解説 オーガニックとは?注目されている理由や無農薬との違いを解説 「オーガニックって何?」と聞かれても、きちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか?この記事では、オーガニックの概要やオーガニックが注目される理由、オーガニックが抱える課題などを解説します。 目次 オーガニック食品とは? なぜオーガニックが注目されているの? 各国のオーガニック認証について オーガニックが抱える課題 まとめ #1 オーガニック食品とは? オーガニック食品とは、化学肥料や農薬の使用に頼らないことを基本とし、遺伝子組み換え技術を利用せず、環境への負荷を可能な限り抑えた方法で生産される農・畜産物やその加工食品のことです。 オーガニックと表示するには登録認証機関の検査・認証を受けて、有機品として格付けされる必要があり、そうして初めて製品などに 有機JASマークを付けることができます。有機JASマークのない農産物や加工食品などをオーガニックとして表示・販売することは、消費者の適正な商品選択のためJAS法で禁止されています。 無農薬と何が違うの?無農薬表示ってできないの? オーガニックは化学肥料や農薬の使用に頼らないことを基本としているものの、残留農薬がないわけではありません。一定の条件下で、定められた農薬の使用は認められているためです。 また、農林水産省の現在の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」において、無農薬の他、減農薬や無化学肥料、減化学肥料などの表示は誤解につながるリスクが高まることから、禁止されています※1。 ちなみに、農薬や化学肥料の使用自体を抑えた農産物は「特別栽培農産物」と表記されます。特別栽培農産物は、その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数を5割以下、且つ、化学肥料の窒素成分量は5割以下で栽培された農産物です。 #2 なぜオーガニックが注目されているの? オーガニックが注目される理由には「環境への負荷が低い」点が挙げられます。 オーガニックは化学肥料や農薬に頼らずに生産することが基本のため、環境への負荷が低いといえます。有機農業において環境への負荷を抑えることは、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献との観点でも重要な意味を持ちます。 #3 各国のオーガニック認証について オーガニックと表示・販売するには有機JASマークが必要です。農林水産大臣が定める基準を満たしている製品のみが有機JASマークを付けることができます。ここからは、日本と海外の主なオーガニック認証機関を5つ紹介します。 【日本】農林水産省に認可された登録認証機関 日本でオーガニックと表示して販売する場合には、農林水産省に認可された登録認証機関から検査・認証を受ける必要があります。認証されると有機JASマークを表示できるようになり、オーガニック商品と表示・販売することができます。 登録認証機関には国内だけでなく、国内外や外国を対象とした機関もあるのが特徴です。また、登録認証機関は4年ごとに登録の更新が必要です。...