低栄養とは?
低栄養とは、からだを維持するために必要な栄養素が不足している状態です。食欲が低下してゆっくりと進むこともあれば、短期間で低栄養の状態になってしまうこともあります1)。
低高齢者が低栄養になる原因は?
低栄養になる原因の一つとして、食事量が減り、栄養が十分に摂取できていないことがあります2) 。高齢になると、噛む力や飲み込む力が弱くなったり、味やにおいを感じにくくなることで、食欲や食事量が落ちやすくなります。また、一人暮らしなどの理由で栄養バランスのとれた食事が用意できない、やわらかくて食べやすいものばかりを選んでしまい栄養が偏りがちになるなど、複数の要因により、低栄養になる高齢者が増加する傾向にあります1)3)4)。
必要なカロリーがしっかりと摂れていないと、
栄養不足になってしまう
リスクがあります。
ご存知ですか?低栄養のリスク
※ MNA-SFによる栄養評価
低栄養って、どんな状態?
低栄養になると、食事の量や質の低下が続いたり、疲れを感じやすいなど、日常生活を送る上での不自由もみられます。筋力に影響が出ることもあり、転倒などのリスクが高まることも知られています5)。栄養が不足したからだでは、外の刺激から自分自身のからだを守る力も弱まってしまいます。
各項目について、今の状態を確認してみましょう。
からだを動かすには十分なカロリーが必要
このように、高齢者の低栄養はリスクが高いため、そうなる前から、栄養を十分に摂れているか気を配ることが重要です1)3)。
高齢者に必要な一日のエネルギーは、65~74歳の男性で2,400kcal、女性で1,850kcalといわれています6)。
調理法によって、栄養量が少なくなる事も
同じお米でも炊いた場合とおかゆにした際、カロリーが変化する事をご存じでしょうか。
調理法によって意図せずカロリーが低下してしまう事もあります。
調理法によって、
栄養量が少なくなります。
食卓がミキサー食や
おかゆばかりになっていませんか?
年齢を重ねると、きちんと食べているつもりでも、栄養素が身につかず不足する事があります。そんな時は栄養補助食品をうまく食事にとりいれ、上手に活用しましょう。
※栄養補助食品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。